第2回公演「青散る」
Story ―あらすじ―
瑠璃は白粉も眉描きもお歯黒もせず、毛虫と芋虫を愛でる一風変わった姫君である。
近所の人々はみな、瑠璃のことを「虫愛づる姫君」と陰口をたたいていた。
瑠璃は毛虫と芋虫が蝶になる瞬間を眺めるために、観察したいから集めるのだという。
ただ美しいものを愛でるより、ものごとの本質を見極めたいのだと。
ある夜、使用人蛍翁との語らいで庭に出た瑠璃は、雨に濡れた蜘蛛の巣を見つける。
巣に不思議な美しさを見た瑠璃は、主のいないその巣を見つめ続ける。
瑠璃が見たとき、ちょうど蜘蛛が蝶を見つけ、その死骸を食べた。
瑠璃は、生き物同士の食う食われるの関係を見て心が騒ぐ。
目が覚めたとき、そこは、虫たちの世界になっていた・・・
堤中納言物語「虫愛づる姫君」をベースとして、
日本文化の中に根付く“風流”に関係深い虫たちを題材に、
日本の夏の美しさと生命の尊さを描くオリジナルミュージカル。
Cast −出演者−
竹田千紘 |
伊藤藍 |
木村曜子 |
勝見由佳 |
山本美沙紀 |
山田絵未里 |
中澤知秋 |
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Date,place −日時・会場−
2007年 | ||
8月19日 | 14:00−17:00− |
as 上州夏祭りホールイベント
群馬会館ホール