『青散る』当日は虫さえうだるような猛暑の中、
多くのお客様に来ていただき、
本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

と同時に『青散る』が抱く世界観、
生命の奥深さと切なさ、
愛しさをどこまで表現しきれるか、
お客様に伝えることができるのか、
という思いが大きなプレッシャーとして
のしかかってくるような気持ちもあり、
改めてこの作品の難しさを痛感するような
思いでした。

『青散る』公演はひとまず幕を閉じましたが、
私の中では、人間の世界の片腹にある
小さな命たちの世界に思いを馳せる
日々が続きそうです。
この作品に出会えたことを、
幸せだと思っています。

伊藤藍


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